喉の違和感・喉のつまり感
喉の違和感について
喉は非常に敏感な部位であり、さまざまな原因によって違和感や「つかえる感じ」といった症状が現れます。
原因としては、がんなどの腫瘍性疾患、逆流性食道炎などの炎症性疾患、ストレスに関連する神経由来の症状などが挙げられます。また、消化器内科領域に限らず、耳鼻咽喉科を含む他科の疾患が関与している場合もあります。
当院では、症状の背景を丁寧に評価し、消化器疾患を中心に必要な検査をご提案しています。
喉の違和感・つまり感があるときに疑われる疾患
① 咽頭がん・食道がん
喉や食道に腫瘍ができると、違和感やつまる感じとして自覚されることがあります。「飲み込むとしみる感じ」と表現される方もいらっしゃいます。頻度は高くありませんが、最も見逃してはいけない疾患であり、早期の診断が重要です。
② 逆流性食道炎
最も頻度の高い原因の一つです。胃酸の逆流により食道や咽頭に炎症が生じ、違和感やつまり感を引き起こします。特に夜間から明け方にかけて症状が出やすい傾向があります。胸やけやみぞおちの痛み、ゲップなどを伴うこともあります。
③ 咽喉頭異常感症
ストレスや不安などを背景に、喉の知覚が過敏になることで症状が出現します。検査で明らかな異常がないにもかかわらず、違和感が持続する場合に疑われます。
④ 食道カンジダ症
免疫力が低下した状態で、口腔内の常在菌であるカンジダ(真菌)が食道で増殖し、違和感や痛みの原因となることがあります。
⑤ 好酸球性食道炎
アレルギー性の炎症により食道に障害が生じる疾患で、厚生労働省の指定難病の一つです。喉の違和感やつかえ感を引き起こし、長期的な治療が必要となる場合もあります。
⑥ 耳鼻咽喉科領域の疾患
咽頭炎や、慢性副鼻腔炎による後鼻漏なども、喉の違和感の原因となります。消化器領域で明らかな異常がない場合には、耳鼻咽喉科での評価も重要です。
また、喫煙習慣がある方は喉の症状が出やすく、治療を行っても改善しにくい傾向があります。症状が気になる場合は、禁煙を検討することも重要です。
検査について
喉の違和感やつまり感がある場合、まずは胃カメラ検査を行うことをおすすめしています。
胃カメラでは、食道だけでなく咽頭周囲まで詳細に観察することができ、咽頭がんや食道がんといった重篤な疾患の有無を高い精度で評価することが可能です。
当院では、苦痛に配慮した内視鏡検査を行い、安心して検査を受けていただける環境を整えています。症状が続く場合は、お早めにご相談ください。
